• Coulyne

あれから一年

敦子が退院の日を迎えました。 今日から家族が一人増えるわけですが、奇しくも一年前の今日は、息子が倒れた日でもあります。 一年前は、胸が張り裂けるような思いで、意識のない息子をじっと見つめていた私が、一年後には、生を受けて日に日に成長していく敦子を見守っています。 明けない夜はない、やまない雨はないと言いますが、いつまでも続く悲しみはなく、また悲しみの後には必ず喜びがやってきます。 「 敦子、これがおじさんだよ 」 と話し、それを理解できる日も必ず来るはずです。 多くの赤ちゃんがそうであるように、敦子も寝ながらにっこり笑うときがあります。 息子があやしているのかな、なんて思います。

0回の閲覧

最新記事

すべて表示

お知らせ

2020/5/27 メール受信の調子が悪くしばらく受信する事ができずご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでした。 本日から復旧いたしましたのでどうぞお気軽にご連絡ください。

6月に思う

かつて住んだ家は近くに田んぼがあったので、6月の夜ともなるとそれは賑やかな蛙の鳴き声がした。 うるさいほどの蛙の鳴き声を聞きながら、田んぼの畦道に蛍を探しに出掛けたこともあった。 生きていたなら中年にさしかかるであろう息子が、小学5年生の姿で私の前で宿題をやっている。 窓の外は蛙の大合唱。 宿題を終えた子供の頭をなでる、まだ若い母親の自分がいる。 私は若い頃に戻りたいとか、人生をやり直したいなどと