私の若かった頃は、機械に弱かったり、数字に弱かったりする女性は、それだけで可愛いというイメージがあるような時代でした。 家電の取扱説明書や税金の申告書類を前にして、「わっかんなーい。」と言って男性に媚びている女性がたくさんいたものです。 しかし今、それをするのは中年を過ぎた女性ばかりで、最近の若い女性は、できないことや苦手なことをめったに口にしなくなりました。 これは、バブルの経験のあるなしが分かれ目で、バブルを知っている女性は、男性に自分の出来ないことを当たり前のようにさせるのに比べて、バブルを知らない若い世代は、何かと頼ってくる人はただのウザい人で、何でも自分でできる人をカッコいいと思うようになりました。 最近は、男性が育児に積極的に参加したりお弁当を作ったり、女性もパソコンや家具の組み立てに強い人が増えたのですが、やはりそれらも二十代、三十代の方が中心です。 何でもできるというのは、年齢を重ねるごとにその価値が出てくるものです。 例えば今のおばあちゃん世代というのは物知りのうえに、漬け物でも煮物でも着付けでも何でもできる人が多く、りっぱに一人暮らししている人も多いのですが、心配なのは、できないことは誰かがやってくれた世代を生きた女性たちが老人になったときです。 特に女性は寿命が長く、一人暮らしの期間がとても長くなるので、自分のことは自分でできるようにしておきましょう。
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スピリチュアルカウンセラー
光凛
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