塾の講師でもセミナーの講師ても、一流の講師は数分に一度の割合で笑いをとるものだそうです。 よく笑う印象の人でさえ、自分が笑わせているのではない場合がほとんどなのに、自分の発した言葉で会場全員の顔の筋肉を緩ませることはかなり難しく、それも何度もとなるとすごいことだと言えます。 笑うという行為の効用は驚くほどで、癌になりにくく、長寿にも関係するのだそうですが、ストレスを緩和する作用がそうさせるのでしょう。 つまり、一流の講師の講演は、ためになる話も聞けて笑うことで健康になるのだから、頭と体のためには一石二鳥ということになります。 それに比べ、一昔前に流行った厳しいだけのセミナーは今はすっかり影を潜めてしまいましたが、良い結果が出なかっただけではなく、笑わせながら納得させるより、脅したり、攻撃して無理やり納得させることはとても簡単で稚拙なテクニックだということを、世間の人が見抜いてしまった結果でしょう。 講師に限らず、子供や部下の気持ちを掴んでよい方向に進ませたかったら、迷わず、笑わせながら指導するという、難しい方のやり方を選択しましょう。 なるべく手をかけることで人は育ちます。 怒鳴ったり脅したりする、楽なやり方を選択すると、人は育ちません。
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スピリチュアルカウンセラー
光凛
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