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五里霧中のときは

  • Coulyne
  • 2014年9月18日
  • 読了時間: 2分

就寝前、自分の部屋から窓の外を眺めていると、首都高速を走る車の灯りや隣町ののっぽの駅ビルが見えます。

それはそれでなかなかきれいな景色なのですが、濃い霧がたちこめる夜などには、それらの景色が全く見えなくなって見慣れない景色に変わってしまうものです。

そんなとき私は、ここはまだ行ったこともない、どこかの田舎の景色だと思ってみたりもするのです。

ぽつんぽつんとかすかな灯りが見えるだけで視界が開けない向こう側には雑木林が広がっていると想像すると、私はどこかの古びた温泉宿の窓から、外を眺めているような気分になってきます。

あまりにも深い霧の中にいるために、まわりの様子がつかめずにおろおろしている状態のことを、五里霧中といいます。

しかし霧はやがて晴れるもの。

よく見えもしないなかで、あたふたと動き進むべき方向を間違え、後になって悔やむ結果になった経験は誰にもあるかもしれません。

八方塞がりで深い霧の中に入ってしまったような気分のときは、手探りであれこれ試みるよりは、辺りの様子がはっきり見えてくるまでは、じたばたしないで旅館の窓から外の景色を眺めているような心持でいたほうが、物事を客観的にとらえることができるものです。

止まっていた物事が前に動き出すには、ある程度の時間が必要だといえます。

夜の闇の中でも深い霧の中でも、視界が開けるまでのときを、肩の力を抜いて焦ることなく、落ち着いて過ごせるようにしたいものです。

いつも笑顔のあなたでいて下さい  by光凛

 
 
 

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​光凛

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