• Coulyne

人間だもの

煮込みハンバーグは私の得意な料理のひとつなのですが、もう何度も食べている娘夫婦は、食べ飽きているので、最近はあまり作ることがありませんでした。 夕べ久しぶりに作ったら、孫が食べる食べる 、ご飯をおかわりして食べていました。 相手が変わると起こる現象なのです。 たとえば旦那さんが、「今夜は月がきれいたよ。ちょっと見てごらん」と言ったとします。 結婚当初は一緒に眺めてくれた奥さんも、「今ドラマがいいとこだから無理」などと言い、娘さんからは、「なにキモいこと言ってんのよ」なんて言われてしまう場合もあるかもしれません。 でもこれが会社の飲み会での帰りに、隣を歩く女子社員に同じことを言ったりすると、すっかり見直されて案外ロマンチックな人なんだと思われ、ひょんなことから不倫に発展する可能性もなきにしもあらずです。 嘘かと思うかもしれませんが、不倫の多くは大抵こんな錯覚から始まります。 相手が違うからすべてが新鮮に感じるだけなのに、この人とは気持ちが通じ合う、自分をわかってくれるなどと勘違いをしてしまうからなのです。 外で会うときはどんなに素敵な人だとしても、家庭の中ではどこにでもいる、ただのくたびれたオッサン、オバサンあるいはオトン、オカンだったりするものです。 離婚してまで不倫相手とくっついても、すぐにダメになるケースがほとんどなのは、気を許した関係になったとたんに見せられる、相手の本当の姿にがっかりして、錯覚していた自分に気がつくからです。 家庭の中では誰もがオッサン、オバサンになるのです。 人間だもの。

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2020/5/27 メール受信の調子が悪くしばらく受信する事ができずご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでした。 本日から復旧いたしましたのでどうぞお気軽にご連絡ください。

6月に思う

かつて住んだ家は近くに田んぼがあったので、6月の夜ともなるとそれは賑やかな蛙の鳴き声がした。 うるさいほどの蛙の鳴き声を聞きながら、田んぼの畦道に蛍を探しに出掛けたこともあった。 生きていたなら中年にさしかかるであろう息子が、小学5年生の姿で私の前で宿題をやっている。 窓の外は蛙の大合唱。 宿題を終えた子供の頭をなでる、まだ若い母親の自分がいる。 私は若い頃に戻りたいとか、人生をやり直したいなどと