• Coulyne

優しい人になりましょう

夏の間はあれほど憎かった太陽なのに、この頃はしみじみありがたく、むしろひなたぼっこが嬉しくなる季節となりました。

太陽に限らず人間とは勝手なもので、目に入れても痛くなかった子供でもだんだんと親の言うことをきかなくなり、やがて非行がたび重なったりすると、「あんな子は生まなけりゃよかった」だとか、元気なうちは子供の子守をしてもらってとても助かっていたはずのおばあちゃんが寝たきりになったりすると、「何年も寝込まれたらかなわない」などと思ってしまうことがあるものです。

つまり、自然の恵みでも、かわいい子供でも、役に立つ家族でも、もっと言うなら愛する妻や夫でも、それらのものが自分にとって都合が悪い状況になったとしても、愛おしみ大切にし続けることは、なかなか大変なことだということになるのです。

家族がひとり増えるというときには、それが結婚にせよ出産にせよ、増えた家族がいつしか自分にとって不都合な状態になることがあるということも頭の片隅に入れておく必要があるというわけで、例えば天使の寝顔を見せてくれていた子供もいつしか反抗期を迎えるし、今は稼ぎ頭の夫がやがて失業したり病気になったり、明るくてきぱきと家事をこなしていた妻が更年期になってふさぎこんで寝てばかりいる状態になってもそれでも愛して大切にし続ける覚悟を持つ必要があるわけです。

どんな人が好き?と聞かれると、大抵の人は優しい人が好きだと言います。

人としての器が大きくて責任感がある人のことを、真の意味での優しい人だと私は思っているのですが、どんな状況になっても見捨てることなく最後まで自分の責任を果たすことができる人はやっぱり優しい人なのです。

話を聞いてくれるから、ごちそうしてくれるから、怒らないから優しいのではないのです。

どんな状況になったとしても優しい人は、こうなることもわかっていたのだと言わんばかりに離れずに寄り添ってくれますが、優しくない人は都合が悪くなると早々に離れていくものです。

今、あなたにとって一番都合の悪い人を一番大切にしましょう。

お徳を積むということは、つまりはそういうことです。

いつも笑顔のあなたでいてください。  光凛

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2020/5/27 メール受信の調子が悪くしばらく受信する事ができずご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでした。 本日から復旧いたしましたのでどうぞお気軽にご連絡ください。

6月に思う

かつて住んだ家は近くに田んぼがあったので、6月の夜ともなるとそれは賑やかな蛙の鳴き声がした。 うるさいほどの蛙の鳴き声を聞きながら、田んぼの畦道に蛍を探しに出掛けたこともあった。 生きていたなら中年にさしかかるであろう息子が、小学5年生の姿で私の前で宿題をやっている。 窓の外は蛙の大合唱。 宿題を終えた子供の頭をなでる、まだ若い母親の自分がいる。 私は若い頃に戻りたいとか、人生をやり直したいなどと