目上の人には敬語を使いましょうなどとよく耳にするのですが、私は目上の者が目下の者に発する言葉の方もかなり気になります。 目下の人間に気分のままに当たり散らしたり、わがままを言うことを、当然の権利のように思っている人がいるからです。 この手のタイプの人に限って、「最近の若い者は、口のききかたを知らない」などとよく言うのですが、実は自分もいい年をして口のききかたを知らない部類に入ります。 口のききかたを知らない人と似ているタイプに、口の悪い人、というのがあります。簡単に言うと、人に向かって、ブスだのトロいだのとデリカシーに欠ける物言いをする人のことです。 2つのタイプは似ているようでじつはまったく違い、口のききかたを知らないタイプの人はすぐに感情的になるのに対して、口が悪いと言われる人は感情的にはなりません。 例えば、前者のタイプは自分の欠点を指摘されると烈火のごとくぶちギレますが、後者のタイプは人の欠点も言う代わりに、自分の欠点を指摘されることにも寛大だという傾向があるのです。 上手に年を重ねている人は、自分が言われて嫌な思いをしたことは、人には言わなくなり、ガミガミどなることはやめて、自分が手本となる努力をするようになるものです。 若いならまだしも、いい年をして口のききかたを知らないことは問題です。ある程度の年齢になったら若い人のお手本となるような、言葉使いをするように心がけましょう。
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スピリチュアルカウンセラー
光凛
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