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最後のステージ

  • Coulyne
  • 2013年3月26日
  • 読了時間: 2分

子供を亡くしたせいもあるのですが、これ以上私の大切なものを失いたくないと強く思う反面、人にも物にも執着するのはよそうとも思っているのです。 あの人がいなければ生きていけないとか、これがなければ生きていけないという人はたくさんいますが、実は頭で思うだけのことで、実際には、どんなに大切でかけがえのない人や物を失ったとしても、人は歯をくいしばって生きていくものです。 いつの日か自分もまた、誰かに喪失感を味わせて、この世から消えてしまうわけで、人にだけ辛い思いをさせて、自分だけはごめんだというわけにはいかず、良くも悪くも、【最後に人生の帳尻が合う】のが、この世のルールてす。 不思議なもので、何の苦労もなく面白おかしく一生を終えた方より、ご苦労の多かった方が亡くなられたときの方が、人はより深い悲しみを覚えるようですが、これも【人生の帳尻が合う】ということに思えてくるのです。 自暴自棄にさえならなければ、今はどんなに不幸で理不尽だと思っていても、長い目でみたら順調そのものな人生かもしれないのです。 宮澤賢司や石川啄木は死後に評価されていますが、自暴自棄にならすに作品を書きためていたから帳尻が合ったわけです。 人生というものは、人が生きている間だけのことをいうのではなく、その人が生きていた証を目にできる間のことをいうのではないかと思えてなりません。 だから自殺してもおしまいにはならないし、夭逝ならなおのことです。 むしろ死後に、人生最後のステージがやってくるのだと思えてなりません

 
 
 

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