よくある質問の中に、「自分はこんなにひどい目に遭ったのに、相手はなに食わぬ顔で暮らしているのはなぜでしょうか?」というのがあります。 お金を盗られた人は、盗った相手が早く貧乏になればよいのにと思い、恋人や配偶者を盗られた人は、早く別れてしまえと思いがちですが、本当に悪いことをした人には、そう簡単にケジメをつける日はやってこないのです。 天の制裁とは、一番効果的な時期を見計らったように行われ、しかもあっさりとケジメをつけるのではなく、最も辛い、生かさず殺さずというやり方をする場合があるのです? 悪いやり方で蓄財して、そろそろお金を使おうかと思っている頃、生かさず殺さずという言葉のごとく、生きてはいるけれど、体の不調で、あれもできないこれもできないという暮らしが続きます。 顔立ちが良くて頭脳にも経済的にも恵まれ、みんなから理想の生活をしているように思われていた人も、謙虚な気持ちを失って、好き勝手に暮らしていたなら、晩年は痛みを伴う疾患で、痛い痛いと言いながら床に伏せるようになります。これも同じく、生かさず殺さずです。 悪いことをしているというのに、まだバレないとか、絶好調だなどと思っている人がいたとしたら、それは、本当に怖いことです。 また、幸運を当たり前のように思って傲慢な態度で暮らしていると、 お楽しみは後からやってくるというように、弱ったあたりでとどめを刺すかのように、生かさず殺さずの日はやってくるのです。
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スピリチュアルカウンセラー
光凛
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