頭を冷やしてから出直して来い! などと誰かに怒鳴られた経験のある人にはわかると思いますが、頭を冷やす、つまり冷静になってしまうと、わざわざ出直してまで、言い合いの続きをしたり、言い訳を言いに行く元気はなくなってしまうものです。 怒鳴りつけた方にしてみたら、そんなことは百も承知で、つまりは頭を冷してから「謝りに来い」と、言っているわけです。 人はなぜ冷静にならないと謝れないのかと思うのですが、かーっと頭に血が昇るから喧嘩や言い合いになるわけで、最初から最後まで冷静にいられたら、謝らなくてはいけないような事態にはならないのだと、誰もがわかっていながらなかなかできないものです。 私自身若い頃に比べたら、最近はあまり頭に血が昇るようなことはなくなってきたのですが、それは、かーっとなって言いたいことを発した後に、「あんなこと言わなければよかった」と、毎回必ず感じた経験を思い出しているからではないかと思います。 一度口から出してしまった言葉は戻せません。 そうでなくても腹立たしいのに、かーっとなって言ってしまった言葉のせいで、顔も見たくない相手に謝りにいくほどバカらしいことはありません。 謝らなくてはいけない事態にならないように考えて過ごしていることが、温厚で器の大きな人への近道のような気がします。 それには、人を許すこと、腹をたてないことがポイントであることは間違いありません。
top of page
スピリチュアルカウンセラー
光凛
bottom of page
Comments