• Coulyne

あーら

あーら、という女性の声を聞くと、別に悪いことをしていないのに何だかドキドキします。 ちらりと声の主の方を見て、こちらを見ていないことを確認できるとひとまずホッ 合ったりすると消えてしまいたい気分になるのです。 そんな時の私は、大抵の場合見られたら困る時に違いないからです。 夜遅いからと、パジャマの上に膝掛けを巻きつけて、すぐ近くのポストに郵便を出しに行ったときに、たまたま知り合いが車で通りかかったり、半額になったお弁当をいくつも買って、お箸はいらないからねーなんて大きな声を出していた閉店前のデパ地下とか、最悪だったのは、スポーツジムのサウナで、お腹の脂肪を揉んでいたら、上の段からお客さんに声をかけられたことなどありまして、 とにかく、あーら、と言われてろくなことはないのです。 もしかしたら、女性が人に向かって、あーら、と言うときは、何か面白いものを見たと感じたときに、思わず発する言葉なのかもしれません。 私も一度くらいは誰かに、あーら、と言ってみたいのですが、自分は一年に一度くらいの割合で言われているといのに、自分からは言った事がないのが残念のような、良かったようなフクザツな気持ちです。

0回の閲覧

最新記事

すべて表示

お知らせ

2020/5/27 メール受信の調子が悪くしばらく受信する事ができずご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでした。 本日から復旧いたしましたのでどうぞお気軽にご連絡ください。

6月に思う

かつて住んだ家は近くに田んぼがあったので、6月の夜ともなるとそれは賑やかな蛙の鳴き声がした。 うるさいほどの蛙の鳴き声を聞きながら、田んぼの畦道に蛍を探しに出掛けたこともあった。 生きていたなら中年にさしかかるであろう息子が、小学5年生の姿で私の前で宿題をやっている。 窓の外は蛙の大合唱。 宿題を終えた子供の頭をなでる、まだ若い母親の自分がいる。 私は若い頃に戻りたいとか、人生をやり直したいなどと