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こたつ

  寒い日が続いています。 冬型の気圧配置というのか、日本列島がすっぽりと寒気のカーテンにつつまれてしまったようで、新潟の豪雪地帯では積雪が3メートル近くにもなり、北海道ではマイナス27℃になったところがあるようです。 しもやけ、なんて今の人は知らないかもしれませんが、子供の頃は足先や耳たぶがよくしもやけになって、暖まると痒くてたまらなかったことが、懐かしく思い出されます。 炭のこたつ、石油ストーブ、あんか、はんてん、など、昔はこれらのものを利用して寒い冬を過ごしていたのですが、考えてみたら、暖房のためにはまったく電気を使わなかったので、エコロジーな生活をしていたということでしょう。 しかし昔は、今のように断熱性のある家屋ではなかったので、部屋全体を暖めるまでにはほど遠く、こたつがどこの家にもありました。 こたつというのは、足を暖める以外にも、家族がひとつのこたつに顔を突き合わせて囲むことによって、家庭内の断絶や疎外感をなくし、平和を保つ役目をしていたようにも思います。 子供の頃は、こたつにすっぽり入り、頭だけだして寝てしいまうことがあったのですが、「 ぽかぽかして気持ちいいなぁ 」 なんてぼんやりしていると、いつの間にか寝てしまい、汗をかいて起きるのですが、そのときの、まだ眠いのに暑くてたまらない感覚、足を延ばしたいのにできないもどかしさなど、こたつでうたた寝をしてしまうと、気持ちよいのは最初だけで、途中から暑くなりすぎたり、寝返りがうてないので浅くて短い、決して良い眠りにはなりませんでした。また、かいた汗が原因で風邪もひきやすくなりました。 男性の「 浮気 」 というものは、こたつのうたた寝とよく似ているなと思うのです。 最初こそ気持ちがいいのですが、世間を狭くしての行動に、身動きがとれないことに気がついたり、長くは無理だなと思ったり、相手があつくなりすぎたりで、やっぱりしばらくすると自分の家の布団で、誰の目も気にすることなく、大の字になって寝てみたくなってしまうもののようです。 またうたた寝が原因で風邪をひいてしまえば、「 風邪は万病のもと 」 ということわざのように、風邪がもとで、他の弱い部分にも飛び火して、思わぬ状態になることもあるものです。 私はみなさんに、こたつでずっと眠るわけにはいかないと気づけないような男性になったり、一時的に利用される、こたつのような女性にはなってほしくはありません。

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2020/5/27 メール受信の調子が悪くしばらく受信する事ができずご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでした。 本日から復旧いたしましたのでどうぞお気軽にご連絡ください。

6月に思う

かつて住んだ家は近くに田んぼがあったので、6月の夜ともなるとそれは賑やかな蛙の鳴き声がした。 うるさいほどの蛙の鳴き声を聞きながら、田んぼの畦道に蛍を探しに出掛けたこともあった。 生きていたなら中年にさしかかるであろう息子が、小学5年生の姿で私の前で宿題をやっている。 窓の外は蛙の大合唱。 宿題を終えた子供の頭をなでる、まだ若い母親の自分がいる。 私は若い頃に戻りたいとか、人生をやり直したいなどと