玉の輿に憧れる女性は、バブルの頃がピークで、むしろ最近は格差婚といわれる、女性の方が収入が多いケースも多いようです。 笑い話ですが、玉の輿を希望していたある女性が、「私、月極さん一族の誰かと結婚したいの。だって日本中に月極さんが経営する駐車場があるからかなりの土地持ちだと思うから。」と言ったという話があるのですが、お金持ちでさえあれば、誰でもよいといったおかしな女性が実際にいた時代が確かにあったのです。 バブル崩壊やリーマンショックを経験した今では、一時的なお金持ちを たかが成金と切り捨て、それより今は貧乏でも将来性があったり、一緒にいて楽しい性格の男性に人気が集まっているようですが、確かに一度大きく膨らんだ金銭感覚は、状況が悪化しても急には戻れるものではないし、お金があることだけが唯一の魅力だった男性は、お金がなくなると普通以下になってしまうことを、世の中のほとんどの女性が知ってしまったからかもしれません。 しかし、親の年齢も大きく作用しているのではないかと私は思います。 バブルを経験した女性の多くは40代で、その親は戦中戦後の困難を経験している世代です。お金がなかったり、食料不足を経験している親の苦労を度々耳にすることがあれば、お金至上主義になるのも無理はないと思えるのです。 しかし私を含む昭和30年代の生まれは、物心ついたときからテレビはあり、おやつもご飯にも不自由しないで育ったから子供に苦労を語れないのです。昭和30年代生まれの親を持つのは、今の20代、30代の人たちが多いのですが、親から貧乏の辛さも聞けなかった代わりにお金の有り難みも聞く機会がなかったかもしれません。 どちらにも一長一短がありますか、人の価値観というものは、親の経験からの言動が少なからずものをいうということになるような気がします。 昔の苦労話に限らず、不用意に愚痴などをこぼすと、それを聞いた子供が、深く心に刻む場合もあるので気をつけましょう。
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スピリチュアルカウンセラー
光凛
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